スペイン北部のバスク州、フランスとの国境近くにある海辺の街"サン・セバスチャン"は、世界中の旅行客や料理関係者から「美食の街」と呼ばれています。 確かに、1歩通りを入れば、多くのピンチョスバーやミシュランレストランに出会えます。 なんと、人口あたりのミシュラン星の数は世界一だそうです。 また街の外れには料理や加工を専門的に学べる4年制の大学もあります。これは世界的にも珍しいでしょう。 しかし、私は1年住んでみて、もっと別の要素がこの街を「美食の街」たらしめていると気づきました。